Beranda / ラノベ / 憧れに手を伸ばせ / #2 チャラい神

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#2 チャラい神

last update Terakhir Diperbarui: 2025-03-15 22:10:34

 はぁ……死ぬかと思ったわ。そういや私もう死んd(ry

 え?天丼はつまんないって?うるさいなぁ。ていうかお前は誰なんだよ。

[さっきまで身体透けるどころか消えかかってたので聞く余裕がなかったんです。なので正直内容が一ミリ頭にも入ってないです。]

『ならもうちょっと早く言ってよぉ。聞けてなかったなら、もう一回この話をしてあげようか?』

 アサナシア様もお忙しいでしょうし、そのお話はまたの機会にお願いします。

「興味ないです。」

 あ、うっかりうっかり!建前と本音が逆になっちゃったよ(棒)。てへぺろっ!なんだよイタイってさぁ!死んでんだからこの際年齢とかはいいだろ!てかマジで誰なんだよ!

『いやだからこれは世界の根幹に関わる内容で……』

 はぁ……。

[質問への回答を要求します。]

 神様なんだからさぁ。

『学者たちが追い求めている世界の真理で……』

 これくらい察してよ。

[質問への回答を要求します。]

『あ、はい……話します。』

[アサナシア様、ありがとうございます。]

『君もう既に死んでいる。ここまではもうすでに理解しているね?』

[えぇ、まぁこんだけ身体透けてりゃ自分は霊体になっちゃったんだなぁ〜って気付きますよ。声もまともに出ないですし、アサナシア様の声は無駄に頭に響きますし。幽霊ってこんな感じなんですね。そんなくだらない私の感想はさておき、ここは死後の世界という認識でいいのでしょうか。]

『その認識でだいたい合ってるよ。より正確に言うなら天界。君ら人間が言うところのあの世。そしてここはその最奥。とは言ってもここは僕の私室だし、そう肩肘張る必要はないよ。適当なところに座っちゃって〜。』

[チャラ……。]

 チャラいのもそうなんだけど妙に人間臭い。そもそもいまこうして同じ目線で話せているのもおかしい。IQが20違うと会話が成立しないという俗説もあるくらいだ。

 「え、嘘だよね?」

 私は人より幅広い知識を持っている自信があるし、実際そうだろう。無駄に長く生きてないからね。だがそれも所詮は人間の尺度での話だ。神であるアサナシア様は他の人間より多少優れた程度の私の存在など歯牙にもかけないはずなんだよ。

『何も言わないってことは。そっか僕ってそんな軽薄そうなのか。まじかぁ……こう、精神的に来るものがあるね。いやまじかぁ。』

 だからなぜそこで傷つく!

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    「みーんなー!先輩方との顔合わせをしてきたよん!なんかねぇ……芸能人って感じがした!凄かった!(小並感)」 ――語彙力よ……――一応VTuberって話を生業にしてるんだよね?――おっかしいなぁ……小学生の感想かってくらいの語彙力のなさだったぞ?――具体的にはどんな感じだったのか教えて教えて〜!「うーん……裕也先輩は苦労性っぽい感じで、紡先輩は元気っ子みたいな?紡先輩は扉を開けると同時に突撃してきてずっと私の頭を撫で回してましたね。不審者っぽかったです。雪先輩はマイペースというかなんというか……口数がとっても少ない方でしたね。それでも存在感があって、最年長ってこともあってか紡先輩も裕也先輩も雪先輩の言葉には従ってましたね。」――面白い人達だね――やっぱりリアルのYURAちゃんも可愛いのか――俺もYURAちゃんをなでなでしたい――お巡りさんこいつです――配信組の皆さんは三人だけだったの?「そうだね、私が今日あったのは三人だけだった!あ、そうそう!来週のコラボの告知みたいになっちゃうんだけど、紡先輩にエチュードをしないかって誘われたんですよ!来週の土曜日ですね。アドリブ苦手でガッツリチャートを組んでる私なんですけど、苦手なアドリブの克服をするために挑戦するので是非とも温かい目で見ていただけると嬉しいです!」――え?YURAってアドリブ苦手だったん?……――イレギュラーがあっても落ち着いて対応してるイメージあるからてっきりアドリブも余裕なのかと思ってたわ――苦手の克服は大変だしやりたくなくなることもあるだろうけど、なんとか克服できるように頑張ってね!「私がなんかあっても冷静に対処できているのはそれも想定して予定を組んでるからです。じゃないとテンパってその日話すことが全部飛んだりしちゃうのでね。普段私が見せないようなキョドったり動揺して噛んじゃったりもあるとは思いますけど、それも含めてエンタメとして楽しんでいってくださいね!」 今日はレッスンもあってちょっと疲れ気味だし配信切り上げようかな。いや、でも短すぎるかなぁ……まぁいっか!「それじゃあ今日はレッスンもあったのでここら辺で配信を終わりにしたいと思います!今日は言えなかった事務所での経験は機会があれば話していこうと思います!それじゃあ、おつゆらでした〜!待ったね〜!」

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